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zoom RSS おとボク2 レビュー

<<   作成日時 : 2001/04/18 00:00   >>

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 毒の混じった本音感想。

 軽めの感想は既に挙げてあるので、今回は厳しめの話です。
 ネタばれですが、検索でここまで来た人なら特に気にはしないでしょう。

 一応見たくない人の為に、目次へ戻る。



 まずは共通ルートから。

 良くも悪くも前作を上回れない、という感じですね。これは、前作のインパクトが強かったために、期待値が高くなりすぎたというのも関係します。
 まず最初に思うのが、薫子に正体がばれてしまうのが早すぎると感じます。
 自分的には香織理の立ち位置が紫苑とまりやを足して2で割ったイメージなので、序盤で薫子に正体がばれなくても上手く立ち回れるんじゃないかと。

 瑞穂には及ばないとはいえ、基本スペックが高いうえに、適度に打算的で人間不信から来る懐疑主義的な面が見え隠れする千早は、もっと人間嫌いなところや不完全なところを出しても良かったように思えます。

 順一が千早の正体を見破った点も、確かに筋肉の付き方で男と分からなくもないでしょうが、夜間であることや直接肌が見えない服装でそこまで出来るのかという細かい突っ込みが入るうえ、それだけの実力があるのに(見た目に騙されて?)あっさり千早に取り押さえられてしまう点が何とも言えない。
 あれならまだ、挙動から来る重心の取り方(男と女では重心の位置が違う:男は腰、女は鳩尾)で男だと分かるとか、もう少し説得力が欲しかったです
 尤も、アレは順一の最初のパンチで正体を確認しているんだと思いますけれど。(素早い見せパンチに反応できるかどうか)

 千歳の存在に関しては賛否両論でしょうが、前作が前作だけに受け入れられないわけじゃありません。しかし、瑞穂の時よりも科学技術が発展しているのだから、もっとトンデモ展開でも良かったように感じてしまいます。
 ぶっちゃけて言えば、女物の水着を着るために四苦八苦する千早が見たかった(爆)

 あと、妙に納得のいかないところが1つ。
 「マリア様…これは友情? それとも恋なのですか?」
 っていう例の言葉。私はこれを、前作の貴子のような、女同士の恋愛感情に悩む様子を表す言葉だと思ってたのですよ。
 ところがどっこい、そんな風に悩んでみせるキャラクタが居ないという状態。今のニーズに会わないんでしょうか?

 その他の共通ルートに関しては、まあ色々言われている通りに個別ルートとの長さのバランスが取れていないというのがありますが、これは前作と同じなので目を瞑ります。

 ちょっと気になるのが、選択肢によるルート変更で、ケイリのスコップ天使(園芸部の虹のシーン)がケイリルートでは発生しないところ。勘違いならすみませんが、確か序盤でケイリと共に行動しない(優雨と共に園芸部に行かないルート)ようにしないと、あのシーンは見れないはず。普通は逆だと思うのですが。




 個別ルートの感想に入る前に。

 今回の作品テーマは、親と子が中心になっています。女装少年との恋愛がテーマではありません。

 少なくとも私はそう感じます。


 さて、薫子ルートですが。
 ある意味で典型的な「囚われの騎士お姫様を助け出す王子様」です。王道であるが故に深く突っ込みようが無い、安定したルート。このルートだけにバレンタインイベントがあるのですが、これはバランスを間違えたのかなんなのか。EDの1枚絵を生かすためにこのシーンがあるのですが、そのためだけに他のルートでのバレンタインが無くなったのかと思うと、ちょっと……。

 そして、折角の「騎士の君」なのにほとんど活躍しない。小説(エトワール)を見ていないと、何故騎士なのか納得できないと思います。



 ある意味バッドエンドな史ルート。
 親との関わり合いが殆ど出てこない、仕事と私事で板挟みになる史を愛でるためのルート。(誰が上手いことを言えとww)
 このルートを通ると、史の家が普通の家政婦さんじゃない、とても由緒ある家柄だという事が垣間見えます。が、あまりにも唐突。他のルートの攻略失敗で突入するのなら、もっと早い段階から史の恋心と何故侍女にこだわるかを匂わせても良かったはず。無表情&無感情キャラの特色がいまいち出せていないと感じます。



 ケイリルートは語るのが難しい。
 何故って世界観が違うからww
 これもまた、そういうキャラならもっと早くからそういう事を匂わせろと言いたい。あまりにも唐突で、しかもケイリの復活が早い。
 キャラが映えているだけに、残念としか言いようがない。エトワールを読んでいないとキャラの立ち位置も不鮮明になりがち。個別ルートがもっと長ければ……。



 淡雪ルート。
 キャラクタ的には好き。典型的でないツンデレ。エリンさん復活の巻ww
 ……どうしろと言うのだ。お約束な男の子バレなので、そういうのを楽しみにしてた人には美味しいキャラでしょう。しょっちゅう喧嘩を売ってくるのに嫌いになれない性格をしてるので、キャラクタ的に恵まれてます。
 こういう性格の親はドラマとかでもお約束だなぁと思いつつ、親友・雅楽乃とのやり合いがもっと見てみたかったとも感じる。
 あと、個人的には最もラブラブな生活を送るであろう組み合わせ。シナリオとキャラクタのバランスが最も上手く取れている、幸せなキャラ。



 最もアレな雅楽乃ルート。
 まさか、エッチ担当だとは思わなかった……。某掲示板の予想とか大当たり過ぎて笑える。
 反面、個別ルートでの見どころは無いに等しい。語るに語れない。雅楽乃の家も名家なのだから、二人の卒業後は色々とあったのだろうけど……そこら辺は全部ユーザーの妄想にお任せしますってどうなの?
 卒業までの間に雅楽乃と家との確執があれば良かったのに。淡雪ルートで分かるように、家元試験は行われている筈なのですから。



 香織理ルート。
 短すぎるのが残念。千早の精神的成長が最も良く分かるルートなのだが、あまりにもあっさりしすぎている。
 エッチなお姉さんから頼れるお姉さんへ変身した香織理だけど、その魅力を生かしきるにはシナリオが短すぎた。
 一番好きな話の展開だけに非常に残念。



 まあ、こんな感じですか。
 サブキャラに関しては、まあ、なんというか。やたらと攻略キャラを増やさなかったのは良いことなのですが、正統派お嬢様(雅楽乃は不可ww)が初音ぐらいしか見当たらないんですが。

 総じて、及第点以上ではあるけれど、名作には届かないというところ。やはり、あや先生が微妙に力尽きた感があるのですよ。

 やるきばこ3を出してもらわないとね。

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コメント(1件)

内 容 ニックネーム/日時
こちらでははじめまして。
共通と個別の割合が8:2か9:1って不釣り会いすぎる上に
個別入る前に共通ルートが長すぎてだれる。

あと千早が完璧すぎてヒロインが光らない。
ある意味千早は瑞穂を超えてますからね。
ケイン
2010/07/23 18:49
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