A-O-TAKEの隠し部屋

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zoom RSS 妃宮さんの中の人 7-5

<<   作成日時 : 2012/05/13 23:57   >>

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 おとボク2の公式HPでアニメのプロモが発表されてたので、無理矢理テンション上げて書いてみた。

 でも全三巻だと、エルダーになったところで終わりなのかなと思ったりしてテンション下がった。

**********



「ふわぁぁぁ……みんな、おはよ〜……」
「おはよう薫子、大きな口ね。昨夜は眠れなかったの?」
「眠れなかったと云うより、二度寝を我慢したから……」


 欠伸をしながら食堂に入って挨拶すると、香織理さんが苦笑しながら出迎えてくれた。
 昨日は結局色々と考えすぎちゃった為か眠りが浅くて、中途半端な時間で目が覚めた。だからと云って二度寝してしまうと起きれなくなりそうだったので、ベッドの中でうつらうつらとしながら朝まで過ごしたのだ。
 結局のところ空腹が我慢できなくて、いつもより一時間も早く食堂へ降りてきたのだけれど。

「薫子お姉さま、どうぞ」

 眠気を我慢して食卓に着くと、様子を伺っていた史ちゃんがそっとお茶を差し出してくれた。ローズマリーの香りがするそれを、お礼を云ってから一気に煽る。

「ちょっと、紅茶を一気飲みするのは止めなさいよ」
「……もう飲んじゃったよ」


 テレビでニュースを見ていた沙世子さんが、あたしの方を見て呆れた声を上げた。……まあ、確かにちょっと熱かったかな。ハーブの効能と云うよりは、舌に感じる刺激の方が覚醒効果が有るような気がした。
 幾分かスッキリした頭で部屋の中を見回すと、他の人の姿が見えない。みんなはまだ寝てるのかな何て考えていると、食堂の扉が開いて陽向ちゃんが顔を見せた。

「ふわぁぁぁ……おはようございます〜」

 さっきのあたしみたいに欠伸をしながら挨拶をしてくる。

「……陽向、貴女も寝不足なの?」
「あふ……おはようございます、お姉さま。いや、ちょっと眠れなくてですね……」
「今日のことが楽しみで眠れなかったとか、じゃないわよね」
「ぎくっ」


 口に出して驚いた振りをする陽向ちゃん。戯けてはいるけれど、図星を指されたっぽいなぁ。

「薫子さんといい、陽向さんといい……修学旅行前の小学生じゃないんだから」
「え、いや、あたしは別にそんな理由じゃないんだけど」
「そうなの?」
「ふふ……沙世子さん、薫子はこう見えてもヘタレだから、今日のお芝居のことが気になって眠れなかったのだと思うわよ?」
「ヘタレって……酷いよ香織理さん」
「まあ、どうでもいいけれど。寝不足で台詞を忘れちゃったなんてことにはならないでよね?」
「あはは、善処します」


 苦笑いで答えると、沙世子さんは眉を寄せてちょっと不満そうな顔をした。何か文句を云われるかなと身構えた時、間を外すように初音と優雨ちゃんが食堂へと入ってくる。

「みんな、おはようございます」
「……おはようございます」
「おはよう初音、優雨さんも。二人は寝不足だったりしない?」


 文句を云う口を初音たちへの挨拶に変えた沙世子さん。現金だなぁ、あたしにも同じように心配してくれればいいのに。
 今日のスケジュールに就いて話を始める初音たちを見ながら、あたしは史ちゃんからお茶のおかわりを貰って一息を吐いた。
 お茶でお腹を一杯にするのは無理だなあ。寮母さんに頼んで摘み食いさせて貰おうか、なんて不埒なことを考えながら席を立とうとしたら、この場に居なかった最後の一人、千歳が食堂の扉をバタンと開けた。

「みんな、おっはよ〜!」
「……朝から元気だね、千歳」
「うん! 元気が無いと楽しめないからね!」


 ハイテンションな千歳には皮肉が通じなかった。この様子だと、今日が楽しみで眠れなかったなんてことは無いみたいだね。千歳の調子が悪いと予期しない場面で千早と入れ替わることになりかねないから、とりあえずは一安心……なんだろうか。

「千歳さん、そんなに楽しみだったの?」
「うん。それに創造祭は一日しかないから、全力で遊ばないと」
「全力って……」
「あ、でも私も千歳お姉さまに賛成ですよ。聖應の文化祭は余所とは違う感じですからね」


 呆れる香織理さんをよそに、千歳の話に乗った陽向ちゃんが盛り上がりを見せる。ほっとけば千歳と二人で踊り出しそうな雰囲気だ。そんな二人を止めたのは、偉大なる侍女さんの一言。

「みなさんがこうして揃ったのでしたら、朝食を少し早めるように寮母さんにお願い致しましょうか?」
「あ、それは助かります。色々と忙しいですから、前倒しできるなら是非」
「承知致しました」


 史ちゃんの提案に初音が頷くと、史ちゃんはあたしたちの使っていたカップを片付けて厨房へと戻っていった。それを見送ったあたしたちは素早く自分の定位置へと移動する。テレビも消されて静かになった食堂に……空腹を思い出したあたしのお腹が、ぐうっと間の抜けた音を出した。

「……薫子」
「……せ、生理現象なんだから仕方が無いじゃん」






 創造祭の開始はいつもの始業時間と同じなので、登校するときは生徒たちの姿しかない。楽しそうな声を上げながら開始時間を待つみんなの間を縫って、3−Cまで辿り着く。

「みんな、おはよう」
「おはよ〜」


 千歳と一緒に挨拶をして教室に入ると、クラスメイトの半分ほどが挨拶を返してきた。
 三年生は有志のみの参加となっているので、ここに居ない人はそれぞれの部活動や下級生の教室に行っているんだろう。今日は始業の挨拶も無いので、教室で先生が来るのを待っている必要は無いからね。

「おはよう、薫子さん、千歳さん」
「おはようございます」
「や、茉清さんに聖さん。調子はどう?」
「悪くないよ。……尤も、今から緊張してたら身が持たないけどね」
「えへへ……私は薫子さんたちのように台詞を覚える必要は無いですから、ちょっとだけ安心です」


 聖さんはナレーション役だから声を出すのは主役並みに多いけれど、舞台に上がるわけじゃないから台本を見ながら云えるのだ。ちょっとだけ羨ましい。

「舞台は午後一番からだけど、それまで教室に居るわけじゃないんでしょう?」
「はい。茉清さんと二人で色々と見て回る心算です」


 あれ、もしかして惚気られた? 普通にデートすることを告白されてもどう対応していいのやら。羨ましいっちゃ羨ましいけど、それを云うと二人とも照れちゃいそうだし。

「……まあいいや。あたしは午前中、フェンシング部の方に居るからさ、良かったら見に来てよ」
「騎士の君の晴れ姿を見れる最後の機会だからね。是非、寄らせてもらうよ」
「あはは、期待に沿えるよう頑張るよ」


 あたしは公式戦に出るわけじゃないし、そもそも員数外で気の向いた時にしか活動しないからね。桂花さんが引退したら、あたしも足が離れちゃうだろう。

「千歳さんは、どちらかに行かれるんですか?」
「私? 私は今日は華道部と園芸部の所に行く予定だよ。温室のお手伝い」
「あれ、それあたしも初耳だけど」
「そうだっけ? 華道部と園芸部が合同で、お花の展示とかをするんだよ」


 ふうん……展示ならそれほど人手は必要ないと思うけどなあ。事前に鉢植えとかを並べて置いたりすれば良いんじゃないだろうか? まあ、時間が有ればあたしも覗きに行ってみるかな。
 そんなことを話していると、教室に備え付けのスピーカに電源が入る音が聞こえた。スピーカーの隣に掛けてある時計を見ると、丁度良い時間のようだ。

『みなさま、只今より第九十回学院祭、創造祭を開催いたします』

 初音の声がスピーカーから響くと同時に、学校の空気が騒ぎ出すのが分かった。日頃はお淑やかなお嬢様たちも、この時ばかりは礼節の心をそっと胸の奥へと仕舞いこんで、騒々しさに身を委ねるのだ。
 勿論、お淑やかとは云えないあたしみたいな生徒だって、みんなに負ける心算はないんだけどね。

「さ〜て、それじゃ行きますか」
「薫子ちゃん、また後でね〜」
「千歳も気を付けてね」


 教室に残って演劇の時間までのんびり過ごす人、積極的に彼方此方の教室を見て回る人。3−Cの人間は半数ぐらいの割合のようだ。
 あたしは教室に残っているみんなに声を掛けてから、フェンシング部へと足を向けた。





「アルト(止め)! 有効打、三屋」

 あたしのエペを掻い潜って振り抜かれた桂花さんのエペが、弾くようにしてあたしの上腕を突いた。言葉通り、あっと云う間の出来事で避ける暇も無かったよ。

「勝者、三屋桂花」

 審判を務めていた次期部長の子がそう宣言することで、試合を見ていたお客さんたちが一斉に歓声を上げた。電気審判機が有るとは云え、素早い攻守は素人目では判断し難いからね。
 あたしと桂花さんは軽く一礼した後でマスクを脱ぎ、小脇に抱えてから握手をする。

「……っはあ、負けたぁ」
「お疲れさん、薫子」
「桂花さんこそ」
「私はこの後の予定とか無いからね、全力で行かせて貰ったよ。や〜、これで薫子に勝ち越すことが出来た」
「むう……」


 にこやかに笑う桂花さん。確かにあたしはこの後に演劇も有るんだけれど、だからと云って手を抜いたわけじゃない。あたしが勝負事で手を抜くのも抜かれるのも嫌だって知ってる癖にこういうことを云う辺り、桂花さんもちょっと意地悪だよね。

「良いよ〜だ、次の試合であたしが勝てば、また五分の勝負だもん」
「さて、どうするかな。いつまでもロートルが出しゃばってると、妹たちが育たないからね」


 意味有りげな視線で部員を見る桂花さんに、次期部長の子がちょっと怯んで視線を逸らした。桂花さんとしては、みんなにもっと強くなって欲しいんだろうね。一年分の経験の差が有るとは云え、今の二年生であたしや桂花さんと勝負出来る子が居ないのは事実だから。

「まあ、今はそんなことを考えるより、飢えた目で「エルダーのフェンシング指導」を待ってる子たちを相手する方が先だけどね」
「くっ、忘れていたいことを……」
「忘れちゃ困るわよ。今回の創造祭での目玉なんだから」


 ちらっと競技場の端に眼を向けると、フェンシング講座の開始を今か今かと待っている下級生の子たちがこっちを見ているのが分かった。あたしは慌てて視線を桂花さんに戻す。

「……あの中の何人ぐらいが、真面目にフェンシングを教わりたいと思ってる子なのかな?」
「きっと半分ぐらいは、薫子お姉さまに手取り足取り腰取り顔取りして貰いたいと思ってるんじゃないかしら」
「腰取り顔取りって何よ」
「え? そりゃ正面からこうやって腰を抱いて、顎をクイッと持ち上げて……」


 ジェスチャーで一人ラブシーンを実演する桂花さん。いや、それ全然フェンシングと関係無いじゃん。あたしはクネクネしてる桂花さんを置いて、競技場の整理をしている子たちを手伝うことにした……。



「まあ、さわり程度の講義だったけど、大体こんなところかな」
「あ、ありがとうございました!」


 顔を赤くしながら礼を云ってくる子に手を振ると、その子は「きゃー」と声を上げながら、練習場の外で待っていた友だちのところへ駆けて行く。あたしはその背中を見送りながら、ホッと一息を吐いていた。

「漸く終わった……」
「お疲れさまです、お姉さま」


 フェンシング部の子が差し出したペットボトルを受け取って、半分ほどの水を胃に流しこむ。桂花さんじゃないけれど、手取り足取りついでに腰取り(構えの時に腰を落とさない子が多いので、後ろに回って腰を抱えながら指導したので)で十人ほどを指導したんだけれど、みんながみんな照れちゃって、余計な時間が掛かっちゃった。
 結構な長さの順番待ちの列だったけれど、残念ながら時間は有限。もっと手際が良ければもう少し指導出来たんだけどな。

「うんうん、微笑ましいもんじゃのう」
「年寄り臭い台詞ですわよ、まりやさん。……とは云え、純白の衣装を着た凛々しいフェンサーが相手では、女の子たちが照れてしまうのも分かりますが」
「えっ……?」


 不意に聞こえてきた声に慌てて視線を巡らせると、開け放たれている競技場の扉から、まりやさんと貴子さんが覗いていた。隣に立っていた子に礼を云ってから飲みかけのペットボトルを渡し、にやけているまりやさんたちに近付く。

「お久しぶりです。……覗いてるなんて人が悪いですよ?」
「あはは、ごめんごめん。直接知っている人が居ないとは云え、あたしも貴子も聖應じゃ有名人だからね。集団の中に入るのはちょっと遠慮したくてさ」


 ああ、そう云えば貴子さんだけじゃなくて、まりやさんも結構有名だったっけ。下級生に人気が有ったらしいし、二つ名も持ってたんだよね。確か祭花だっけ? いかにもお祭り好きっぽいよね。(筆者注:正しくは茉莉花です)

「ふふっ……それにしても、瑞穂さんの指導に目を白黒させていた貴女も、この二年で随分と立派になりましたね」
「うっ……その時のことは云いっこ無しでお願いしますよ、貴子さん」


 あの頃あたしは若かった、なんて云うわけじゃないけれど、それなりに恥ずかしい思い出なのだ。自分の考えなしな無鉄砲さを、後になって怖くなったりしたからね……奏お姉さまに正座させられてお説教されたし。

「そ、そんなことより、史ちゃんから聞きましたよ? お母さんたちの面倒を史ちゃんに押し付けたんでしょう?」
「嫌だなあ、人聞きの悪い。在校生に学内の案内を頼んだ方が効率的じゃない」
「目を逸らしながら云っても説得力ゼロですよ」


 史ちゃんだって自分のクラスの出し物があるだろうに……まあ、出し物よりも妙子さんたちから眼を離す方が危険だと判断したから、史ちゃんも了承したんだろうけど。

「生徒会主催の演劇を見たら、二人を引き取って大人しく帰るから、それまで大目に見てよ。ねっ」
「まりやさんは後少しでアメリカに戻りますし、こんな我侭を云えるのも今日くらいですから、付き合ってあげて下さい」


 貴子さんが苦笑しながらまりやさんの弁護をした。昔は犬猿の仲だってお姉さまから聞いたことが有ったけど、随分と仲が良いなぁ。
 あたしとしては今回が最初で最後の文化祭になる千歳の為にも、史ちゃんと一緒に回らせてあげたかっただけなんだけど……考えようによっては、賑やかなのが好きな千歳の為に妙子さんたちと合流するのも悪くないのかもしれないしね。

「あ、そうそう。演劇期待してるからね、薫子ちゃん」
「先程史さんにお会いした時、今年の演劇は史さんがビデオカメラで撮影するようなことを仰っていましたので、奏さんへのお土産にさせてもらいますね」
「うえっ? 初耳ですよそれ」


 あっ、そう云えば体育祭の時とかでも、史ちゃんはビデオで撮影していたっけ。千歳の学院生活を妙子さんへ報告する時の資料だとか何だとか云ってた。うわあ、何てことだ。お姉さまに演劇を見られると思うと、プレッシャーが……!

「あれ、薫子ちゃんの顔が面白いことになった」
「ふふっ、卒業した後でもお姉さまには弱いと云うことですわね」
「だ、だってお姉さまはプロの劇団に入ってるんですよ? 変な演技をしたら失望されちゃうかも……」
「素人がそこまで気にしなさんな。練習通りにやればそれで良いんだから」
「そうですよ、薫子さん。トラブルやアクシデントも、後になってみれば良い思い出になるのですから」
「流石は貴子、経験者は語るってか?」


 まりやさんがニヤッと笑うと、貴子さんが顔を赤くしてそっぽを向いた。貴子さんも生徒会長として演劇に出たときに、なにか失敗でもしたんだろうか?
 あたしが二人の様子を見ながら首を捻っていると、背後から桂花さんの声が聞こえた。

「薫子〜、そろそろ時間だよ〜」
「えっ……あ、ホントだ」


 競技場の壁に掛かっている時計を確認すると、既に十一時を過ぎていた。午後一番からの出番なので、少し早めに食事を済ませて演劇に備えなくちゃいけない。台詞の途中でげっぷが出たりしたら目も当てられないからね。

「お二人とも、あたしは演劇に備えてそろそろ食事をしに行きますので……」
「あ、そうなの? それじゃあたしたちも行きますか」
「そうですわね。良い席に着いて演劇を見たいのであれば、早めに食事を済ませて移動するべきでしょうし」
「あ、あの〜二人とも、そこまで気合を入れて見に来なくても良いですから……」


 そう、ちょっとした失敗をしても見えないくらい後ろの席に居てくれれば、あたしとしても安心出来ますので。はっはっは……。





「ふい〜、疲れたぁ……」

 少々行儀が悪いけど、教室の扉を足で開けて中に入る。
 競技場を出てからクラブ棟でシャワーを浴び、そのまま真っ直ぐ教室に戻って来たんだけど、客引きをする下級生の子たちを振り切るのに大変だった。
 お弁当は寮母さんに用意して貰っていたのに、あたしの両手はみんなから差し出された模擬店の料理で塞がれてしまっている。
 食べていって下さいと手渡してくる料理は、お昼の食事としては十分な量――但しケーキとかそう云う物しか無かった――になってしまったけど。
 あ、ちなみに代金はちゃんと払ってるよ? でないと際限なくあたしの手の上に料理を載せようとするからね。流石のあたしも只で貰うのは気が引けるし。

「おや、薫子さん。お帰りなさい」
「えっと……大漁ですね、薫子さん」


 お尻で扉を閉めながら教室に入ると、茉清さんと聖さんが苦笑しながら出迎えてくれた。
 二人の座っている机を見ると、あたしが持っているのと似たような料理が沢山の小皿に並んでいる。この二人も有名人だし、移動するだけで色々と押し付けられたんだろうなぁ。

「茉清さんたちもこれからお昼?」
「ええ。でも貰い物がちょっと多いから、誰か一緒してくれる人が来るのを待っていたんだけどね」
「薫子さん、私たちが貰ったのより多いですねぇ」
「あはは……」


 いや、本当にどうしたもんかね。直ぐに食べることを前提で作ってある食べ物だけど、折角貰ったんだから残すのも勿体無いし。
 あたしは二人の隣の席に腰を下ろして荷物を開放し、ぐるっと教室を見回した。あたしたちの他には相原さんや保科さんなど六人ほどが見えるのみで、他の人たちはクラスに戻って来ていないみたいだ。まあ、わざわざお弁当を用意しなくても、模擬店に行けばお腹一杯になるもんね。
 ……考えてても仕方が無い。寮母さんのお弁当はサンドイッチで直ぐに痛むようなことは無いだろうから、目の前のおやつを片付ける方に専念しよう。

「薫子さんは、食べ終わったら直ぐに講堂に行くのかな?」
「うん、その心算。早めに着替えて落ち着きたいし」
「じゃあ、私たちもそうしようか」
「台詞の確認とか、付き合いますよ」
「ありがと」


 綺麗に焼けているアップルパイを食べながら二人に礼を云う。……うむ、中々に美味しいけれど、どうしても千歳の作ったものと比べてしまうな。
 どれ、次はこのチョコチップクッキーを、と思ったところで教室の扉が開き、聞き覚えのある声が飛び込んできた。

「ここが千歳ちゃんの教室なの?」
「そうだよ〜」


 クラスに居るみんなの注目を集めながら教室に入ってきたのは、千歳とそのお母さんの妙子さん、そしてまりやさんそっくりの女の人だった。

「あ、薫子ちゃん居た」

 最後尾に居た史ちゃんが教室の扉を閉める中、あたしに気が付いた千歳が歩いてくる。突然の珍客に驚いたあたしたちは思わず立ち上がった。遠慮せずに食事を続けて……って云われても、そう云うわけにはいかないよ。

「久しぶりねえ。薫子ちゃんだったかしら。そちらも千歳ちゃんのお友だち?」
「は、はい。お久しぶりです」
「あらあら、そんなに硬くならないで頂戴。お食事の途中にごめんなさいね」


 お互いに自己紹介を済ませる中、あたしは千歳の手を取って教室の隅へと引っ張った。首を傾げる千歳に、妙子さんたちに聞こえないように小声で尋ねる。

「ちょっと、どうして連れてきたの。茉清さんたち緊張してるじゃない」

 後ろを確認すると、茉清さんたちが何を話していいのか分からずに戸惑っている様子が分かる。史ちゃんはどうやら侍女としての役割を優先するらしく、妙子さんたちの後ろに控えていた。

「お母さん、私の教室をど〜しても見てみたいって云うんだもん。友だちにも挨拶したいって云うし、清花おばさんも自分の居た頃と比べてみたいって云うから……」
「それで、押し切られちゃったと」
「うん。それに、落ち着いた場所で御飯を食べたかったし」


 むむ……まあ、千歳と一緒に移動してれば、そりゃ落ち着いて食事なんて出来ないだろうからなあ。とは云え、こっちに連れてこられちゃうと、あたしたちの食事の消化にあまりよろしくないのだけど……。

「……仕方が無いか。話が弾むように協力してよ? 押し黙ったままで食事なんて嫌だからね」
「うんっ」


 ああっ、もう。そんな嬉しそうに笑っちゃって。
 今度は千歳があたしの手を引いて、みんなの待っている机へと戻る。挨拶と雑談は一区切りしたのか、史ちゃんが大きなお弁当を取り出していた。

「今日は史の作ったお弁当に、デザートは私が用意しました〜。みんなも食べて良いからねっ」
「あらあら、沢山作ったのね」


 史ちゃんが持っていた鞄から、重箱がドサリドサリといくつも出てくる。え、これ全部食べるんだろうか。蓋が開かれると、体育祭の時のように色とりどりの御握りやおかずが並んでいた。
 う〜ん、良く出来てるなあ。こちらの様子を伺っていた相原さんたちも、行儀が悪いとは思いつつチラチラと覗いているみたい。

「どうせならみなさんで一緒に食べましょう? ほら、そちらのみなさんもいらっしゃいな」
「えっ……あの、良いんですか?」
「良いのよ、遠慮しないで。清花義姉さんもそれで構わないでしょう?」
「ええ。うふ……学生時代を思い出すわねぇ」


 妙子さんの指示で机が寄せられて大きな一つの島になり、急遽お食事会が開かれることになってしまった。何ともまあ、パワフルなお母さんたちだなぁ。



 食事に参加した人数が増えたので、あたしのお弁当を含めて、用意された食事は綺麗に無くなってしまった。逆に人数分のお茶は用意出来なかったと云うことで、料理と比べてチープな紙パックの紅茶を啜ったりしている。
 それにしても、お母さん二人組は喋るのが上手だ。喋りたくてうずうずしてる感じがあたしにも分かる。こんなこと云っちゃ失礼だけど、俗に云うおばちゃんパワーの勢いで話題を次々に提供してくれた。

「しかし、連続失踪事件とは……昔の聖應も、色々な事件が有ったんですね」
「うふふ……種明かしをしてしまうと、占いに乗せられた一部の生徒が集団で家出して、取り壊し前の柊館にこっそり隠れ住んだだけなのだけれど」
「だけ、って……結構大事だと思うんですが」


 茉清さんの呆れたような声に対して、あらそうおほほなんて笑っている清花さん。見た目はまりやさんだけど、中身は相当にのんびりした人みたい。旧姓が鏑木――つまり聖應のオーナーと云うことはとってもお金持ちなわけで、生活に余裕が有るから大らかな性格になったのかなって思ってしまう。金持ち喧嘩せずって云うし。

「……千歳さま、そろそろお時間です」
「えっ? あ、ホントだ。そろそろ用意しないとね」
「あら、どうしたの千歳ちゃん」


 史ちゃんに促されて席を立つ千歳を、不思議そうに見上げる妙子さん。あたしも時計に目を走らせると、確かにそろそろ演劇の準備をする時間だ。

「着替えとか色々と大変だから、そろそろ演劇の準備をしないといけないんだ」
「そうなの? 残念ねえ、もう少しみなさんとお話をしたかったのだけれど」
「ごめんね。その代わり、すっごい演技をしてみせるから」


 千歳の言葉に合わせて、あたしたちは軽く頭を下げてから席を立ち、移動の準備を始める。食事の後始末はどうやら史ちゃんがしてくれるようなので、ここは甘えさせてもらおう……と、思った瞬間。

「あら嬉しい。千歳ちゃんや千早ちゃんがどんな演技をするのか、今から楽しみだわ」
「まあ、千早ちゃんも演劇に出るの?」
「え……千早さん、ですか?」
「……っ!?」


 ゆ、油断した! ここでそう来るとは!
 妙子さんと清花さんの言葉を聞いた茉清さんが、聞きなれない名前に首を傾げている。フォ、フォローしないと……!

「あ、あの、妙子さん。千早さんは男の人だから……」
「奥さま、清花さま、聖應は女子高ですので、千早さまの出番はございません」
「まあ残念。千早ちゃんも美人さんだから、きっと素敵な舞台になるのに」


 あたしの台詞を継いだ史ちゃんが、ひらひらと後ろ手であたしたちの退室を促した。礼儀正しい史ちゃんがこういうことをするのは珍しいけれど、今はその心遣いに感謝だ。

「さ、早く行こう、みんな」
「え? あ、はい……」


 みんなの背中を押しながら廊下へと出て、教室の扉を閉めてホッと一息。そのまま足早に移動を始めると、みんなもちゃんとついてきてくれた。

「ねえ、薫子さん」
「ん? 何、茉清さん」
「……何か、複雑な事情?」


 あ〜……やっぱりちょっと露骨だったかな。さり気無く隣に並んで小声で尋ねてきたのは、気を使ってくれたんだろう。

「え〜っと、特に難しくは無いんだよ」

 ちらっと千歳の方に目を向けると、軽く頷いて返してくる。取りあえず、障りの無い部分だけ。

「千歳には双子の弟さんが居て、それが千早さんって云うんだけど……それが千歳にそっくりでさ」
「へえ? 千歳さんそっくりの男の人か。……ちょっと、想像出来ないな」
「あはは……あたしも何度か会ってるけど、まあ何と云うか……生真面目な千歳って感じで」
「むっ、聞こえたぞ薫子ちゃん。それじゃまるで私が不真面目みたいじゃない」
「ど、どうかしたんですか、千歳さん。いきなり怒り出して」
「聞いてよ聖ちゃん、薫子ちゃんがね――」
「こ、こら、別に悪口じゃないってば」


 軽口を叩きながら講堂へと急ぐ……う〜ん、上手く誤魔化せたかな? 茉清さんなら深く突っ込んできたりはしないだろうけれど、ちょっと不安だな……。





 初音や沙世子さんたちは既に準備を終えて舞台袖へと移動していたようで、そこに着いたのはあたしたちが最後だった。

「みんな、お待たせ」
「あ、薫子ちゃん。大丈夫だよ、まだ時間は有るから」


 壁際に配置されている幾つかのモニターを見ていた初音が、あたしの声に答えて振り向いた。このモニターと云うのは、舞台装置の監視や大道具の位置調整をする為に用意された固定式のカメラからの映像を写す為のものだ。
 本来は二階にある設備室のモニターで映像を見るんだけど、舞台の監修をする玲香さんが現場で指示を出す為にモニターを持ち込んだのだ。その玲香さんはと云えば、大道具担当の子たちと一緒になってイヤホンマイクで連絡を取り合いながら最後の準備をしていた。

「どう、初音。外の様子は?」
「うん、客席はもうぎっしりだよ」


 モニターを指差して苦笑する初音。目の粗いカラー画像のモニターには、客席だけでは足らずに壁際に並んで立ち見を決め込んだ生徒たちの姿も見えた。

「うわわ……す、凄いですね。緊張しちゃいます……」
「ナレーション役は直接舞台に上がる訳じゃないんだから、リラックスしよう。大丈夫、聖さんなら出来るよ」
「茉清さん……」


 頭を撫でられた聖さんは、顔を赤くしながら設備室へと上がっていった。ナレーションは設備室のマイクを使って、舞台の様子を確認しながら声を出すからだ。
 生暖かい目で聖さんを見送ったあたしは、初音の隣に移動してモニターを覗き込みながら客席の様子を確認する。千歳や他に手の空いてる子もモニターの周りに集まっている辺り、やっぱり客席の様子は気になるみたいだね。

「来賓席、結構埋まってるね」

 客席の前側三列は、学校が招待したお客さんたちの為の来賓席だ。生徒用の客席とは違って上等な椅子を用意してあり、その椅子は半分方埋まっていた。

「余所の学校の先生方や、理事の方らしいですよ」
「ふ〜ん……あ、梶浦先生も居る。あたしたちの演劇を見るのも仕事の一貫か〜、大変だなぁ」


 あたしたちが寮で朝食をとっている時には、もうお客さんたちの出迎えとかの為に出かけちゃってたもんね。学院長代理って云うのも大変だ。

「しかし同じ生徒なら兎も角として、ああいう偉そうなお客さんたちが一番前に居ると、余計な緊張をしちゃうなあ」
「そうですね。ちょっと怖そうな人とかも居るし」


 初音の視線の先には、ビシッとしたスーツを着た男の人。どこかの偉い人なんだろうけれど、がっちりした体格の男の人とかは聖應じゃ滅多に見かけないからね。

「でも言葉の割には、初音は落ち着いてるよね。やっぱり慣れてるから?」
「演劇と普段の朝礼とは違いますけどね。みんなに注目されることよりは、台詞を失敗しないかの方が気になっちゃいます」
「まあ、そりゃ誰でも同じでしょ」
「大丈夫、誰かが失敗してもみんなでフォローすれば良いんだから。自分以外の台詞も覚えたのはその為でしょ?」
「茉清さん……」
「よっ、流石はアトス! 良いこと云うね!」
「茶化さないの。薫子さんのフォローはしてあげないわよ?」
「そ、そりゃ困るよ」


 あたしが大げさに肩を落とすと、みんなが小さな笑い声を上げた。みんなの緊張が少し和らいだのを見た茉清さんが、あたしに向かってウインクを飛ばしてくる。や〜、そう云うところはホントに格好良いよね。

「あっ、お母さん、あんなところに居る!」
「えっ?」


 千歳が指差したモニターには、来賓席の中ほどに座る妙子さんと清花さんが居た。史ちゃんは生徒の為か来賓席には座れないようで、妙子さんたちの周囲に姿は見えない。ビデオを撮りやすい場所に移動したんだろう。

「千歳ちゃんのお母さん、来てくれたんだ。それじゃあ気合を入れないとね」
「うんっ」


 両親が海外に居る初音は、ちょっと羨ましそうに千歳を励ましてる。やっぱり親に見てもらいたいとか有るのかなぁ。あたしは親爺に自分の芝居を見せるのとか勘弁したいところだけど。
 しかし、史ちゃんのフォローが無くて妙子さんたちは大丈夫なんだろうか……事前情報から考えると凄く不安だ。他の来賓客と挨拶をしているところを見た感じでは、何とかなりそうな気もするけれど……そんなことを考えていると、ブーッとサイレンの音が聞こえてきた。

『午後のプログラムナンバー一番は、生徒会主催による演劇、「三銃士」です。開演後は講堂が暗くなりますので、お早めに着席下さい――』

 放送部のアナウンスに惹かれるように、壁に掛かっている時計に目を向けた。……あと五分か。舞台に上がってセットの確認をしていた玲香さんが、あたしたちの方へと歩いてくる。

「お姉さま方、私の方からは特に申し上げることはございません。練習のことを忘れず、十二分に演じきってください」
「ありがとう、玲香ちゃん」


 自然に円陣を組むような感じで集まったみんなを見回して、その様子を伺った初音が微かに頷いた。

「よし、それじゃ……ここは一つ、エルダーのお姉さまに気合を入れて貰おうか」
「あっ、じゃあ私がやる! 良いよね薫子ちゃん」
「うん……変なのじゃなければね」
「大丈夫!」


 嬉しそうな千歳がどんと胸を叩く。さて、どんな気合を入れるのかと思ったら、何と千歳は腰に差してあるサーベルを抜いて、高く掲げたじゃないか。

「オホン。……Tous pour un, un pour tous!」

 良く有るようなエイエイオーの掛け声かと思っていたみんなは呆気に取られていた。
 ……千歳ぇ、気持ちは分かるけどいきなりフランス語じゃ戸惑っちゃうよ。あたしは素早く茉清さんと初音に目を向ける。あたしが腰のサーベルに手を伸ばすと、二人とも直ぐに頷いてくれた。

「我らは一つ、切っても切れぬ!」

 すっとサーベルを掲げた初音が声を上げる。

「みんなの心は一つ!」

 ニヤッと笑った茉清さんがサーベルを煌めかせる。

「みんなは一人の為に!」

 そして最後にあたしがお決まりの文句を云いながら、抜いたサーベルをみんなのサーベルに打ち合わせる。ここまで来たらみんなも千歳が何を云いたかったのか分かったんだろう。いっせーのと誰かが呟き――

「一人はみんなの為に!」

 ――揃った声と共に突き上げられた拳が、みんなの不安を殴り飛ばしたのだった。




**********



聖「私、仲間外れになっちゃいました……」
薫子「あっ」




 それは兎も角、聖應クラスの私立校になると、来賓席も立派なものになったりするんでしょうか?
 壁際のちょっと立派な椅子、とかだと舞台を見るのに適してないから、客席最前列になったんですが。

 今回の演劇の話では、今回の最後の部分「みんなは一人の為に、一人はみんなの為に」を言わせたかったから、三銃士を選んでいます。ギャグで始まった物語では有りますが、この言葉が作品のテーマですので。

 みんなは千歳の為に、千歳はみんなの為に。

 次回はエピローグ。

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コメント(7件)

内 容 ニックネーム/日時
食いついてきて、茉清さんも寮住まいになったら楽しいな…っと。
一人住まいだから、ハードルは低いですよね。

部隊の貴賓席というと、オペラ劇場なんかでは2階の壁際にブースがあって、という感じですが…さすがに体育館にそんなものないですよね〜。

「2人のエルダー」も、商業ベースの出版は終わりが近づいているようですね。パラダイム版も次が「卒業式前夜」だそうですし…。
あや先生の正史(?)だけですね。
もう、この心地よく楽しい世界を描いてくれる人は少ないのでしょうか。
私は、駄目なんですよね。好きな作品って、たいてい、自分でもオリジナルの話とか考えるのに…おとボクは何故か、全く浮かびません。
自分の感性では、世界を壊さない話が考えられないようです。
ここの存在価値は増して行きます。…私にとっては。

アニメ版について、発表がありましたね。
Amazonにも商品情報が出てますが…。
残念ですが、私は、無かった事と考える事にしました。
今出ている情報を見た限り、ハズレ率90%超です。
原作と違う違う作品だと考えても、期待できません。
ゲームからアニメに行って成功した作品はいくつもありますけど…これは、その成功例とマッチする部分がありません。

御無理をなさらない範囲で、こういう話、続けて頂ければ幸いです。
えるうっど
2012/05/19 20:07
えるうっどさん、こんばんは。

>茉清さん
相手が一人暮らしなら、それをばらしちゃえば良いじゃない!(笑)そうすれば香織理のように入寮してくるかも……なんて。
でも実際のところ、聖應も隠れ一人暮らしは多そう。淡雪を匿った相模さんもそうですし。

メディア展開の商業は、一作目のときより勢いが無いですね。あや先生の本も恐らく後二冊くらいでしょうし。
アニメは、まあ、なんと言いますか。実際のところ、のり太先生の絵をアニメにするだけで難しいってことが良く分かりますよね。雰囲気変わっちゃって。
ただ、アニメ化の関係でもう一度四コマ漫画やアンソロ漫画とか出ないかな〜とは思ってます。

では、またお越し下さい。
A-O-TAKE
2012/05/20 23:51
連続コメントで失礼します。
商業出版ベースでは、意外と健闘してますよ「2人のエルダー」。
出勤前なので、以前Amazonで調べた時の記憶頼りですけど。
コミック、4コマアンソロジーでは完敗(14:6)ですが、
小説では圧勝(4:12)ですから。しかも、小説はまだ刊行予定があります。
まあ、アニメとかCDとかは完封されてるんですけど…。
フィギュアも完封されてたかな?

4コマアンソロジーって、初代の時には、同じネタ(紫苑の髪ネタ)が多すぎて、4巻ぐらいで読むのをやめましたから…。
とにかく、捨てたもんじゃないですよ千早たち。
えるうっど
2012/05/21 06:50
えるうっどさん、こんばんは。
そう言えば、色んな人が小説書いてるんでしたね。大手の雑誌(?)で漫画の連載もされた事を考えると、人気が少ないとは言い切れないか。

微妙に目に触れる機会が少ないと言うか、いまいち物足りない感じはするんですけどね。発売した頃は秋葉原に大看板も出てたのに……。
やはり、ラジオ会館に衛星を突っ込ませるぐらいのインパクトじゃないとダメなのかもしれない(笑)
A-O-TAKE
2012/05/22 19:12
お久しぶりです。
まずは報告から。

・本当に図星を差されたっぽいなぁ→図星を差されたっぽいなぁ(適切な直しではないとは思いますが、「本当に」と「図星を差される」でちょっと意味が重複するかな…と思ったので。)
・今日のスケジュールに付いて→今日のスケジュールに就いて
・3−Aまで辿り着く→3−Cまで辿り着く(A組は初音さんですよ!)
・『みなさま、只今より第九十回学院祭、創造祭を開催いたします』→何となく原作と一字一句同じか気になったのでちょっと調べてみます。
・3−Aの人間は半数ぐらい→3−Cの人間は半数ぐらい
・電気審判気が有る→電気審判機が有る
・モニターって云うのは…中略…写すものだ→モニターって云うのは…中略…写すためのものだ(前者だとモニターそのものの説明みたいなので。モニターの用途を説明するのであればと思い。)
・緊張した様子が少なくなった→少し緊張が和らいだ(適切な直しではないとは思いますが、少し表現に違和感があって…私だけかもしれませんが!)
・開始後は講堂が暗くなります→開演後は講堂が暗くなります
・聖「私、仲間外れになっちゃいました……」
薫子「あっ」→台詞の色が黒のまま


確かに来賓席はどこがベストなのかちょっと分からないですね…。
壁際がしっくり来るかもしれませんが何せ「聖應」の来賓ですからね。
とは言っても割と慈悲と寛容がモットーですから普通に壁際もアリかもしれませんね…(他人にも慈悲と寛容を求めるのか…?)。
結論、分からない。
原作に何かないか確認してみます。

また時間空くかもしれませんが、最後までコメントしますので気長にお待ちを…。
Leon
2013/01/06 05:55
Leonさん、あけましておめでとうございます。

お久しぶりでございます。誤字の方、修正いたしました。
まだまだ誤字が出てくるかもしれませんが、そちらも含めて(笑)今年も宜しくお願いします。

欄外の台詞のところは、あえてこのままでお願いします。本編とは関係の無いオマケですので。
初音のアナウンスは……まあこんな感じだったはず。小説には無い台詞なので、思い出して書いてます。

ちなみにこの作品では講堂で演劇をしていますけれど、原作では体育館です。
この話で講堂にしているのは、座席が固定式の講堂(大学で見かけるような)ならば来賓席を前に持ってくるだろうから、という理由です。体育館なら多分壁際にパイプ椅子が並んだでしょう(笑)
もっとも、原作の講堂は壇上の部分しかCGが無いので、実際は固定式の座席じゃないかもしれませんが。

では、またお越し下さい。
A-O-TAKE
2013/01/06 23:03
追記。
エルダー選の時とかの様子を見るに、講堂も固定式の椅子じゃないと思いますが……スルーして下さい。きっとみんな興奮して前に詰め寄っているんだよ!(爆)
A-O-TAKE
2013/01/06 23:07
妃宮さんの中の人 7-5 A-O-TAKEの隠し部屋/BIGLOBEウェブリブログ
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